
01.はじめに
Excelで日付や時刻を入力する場面は、日報や作業記録、タイムスタンプ管理など、ビジネスの現場で日常的に発生します。
しかし、毎回手動で入力していると手間がかかる上にミスも起こりがちです。「もっと簡単に入力できないかな?」と感じたことはありませんか?
本記事では、ショートカットキーや関数、さらにはVBAマクロまで使って、日付・時刻の入力を効率化する方法を網羅的に解説します。
この記事を読めば、あなたのExcel作業がよりスムーズになり、時間を大幅に短縮できるようになります。
02.Excelで日付・時刻を素早く入力するショートカット
今日の日付を入力する:Ctrl + ;(セミコロン)
このショートカットを使うと、アクティブなセルに「今日の日付」を瞬時に入力できます。入力されるのは固定値であり、あとから自動更新されることはありません。
例:2025/07/19
現在の時刻を入力する:Ctrl + Shift + ;(コロン)
現在の時刻を入力できます。こちらも固定値となるため、時間が進んでも変化しません。
例:14:37
日付と時刻をまとめて入力する方法
日付と時刻を一つのセルに一度で入力したい場合は、以下の手順を使います:
- Ctrl + ; で日付を入力
- スペースキーを入力
- Ctrl + Shift + ; で時刻を追加
例:2025/07/19 14:37
この方法を使えば、1セルで日付と時間を記録でき、報告書や履歴管理にも最適です。
ショートカットが効かない場合の対処法
Excelのバージョンやキーボード設定によっては、ショートカットが反応しない場合があります。そのようなときは、=TODAY()や=NOW()などの関数で代用しましょう。
03.入力ではなく「関数」で自動更新する方法
日付や時刻を手動で入力するのではなく、自動で表示・更新したい場合は、Excelの日付・時刻関数を使うのが便利です。
=TODAY():今日の日付を自動表示
この関数は、システムの日付に基づいて「本日の日付」を返します。毎回手動で入力しなくても、Excelを開いた時点の日付が表示されるため、日報や記録帳に適しています。
例:=TODAY() → 表示結果:2025/07/19
=NOW():現在の日付と時刻を表示
=NOW()は、日付と時刻の両方を表示する関数です。例えば「2025/07/19 14:45」のように、正確なタイムスタンプを常に取得できます。
ファイルを開いた時や、再計算(F9キー)時に最新の状態に更新されます。
=NOW() – TODAY():時刻だけを抽出
日付と時刻が一緒に表示される=NOW()ですが、「時刻だけを表示したい」ときには、=NOW() - TODAY()を使いましょう。
この式で得られるのは「日付を除いた経過時間(=時刻)」です。セルの表示形式を「時刻(hh:mm:ss)」にすれば、きれいに時刻として表示されます。
再計算のタイミングに注意
これらの関数は、Excelの「再計算」時に値が更新されます。
- Excelを開いたとき
- 数式を入力し直したとき
- F9キーで再計算したとき
そのため、常にリアルタイムで時刻が動くわけではない点に注意してください。
04.VBAでタイムスタンプをボタン1クリックで入力
関数やショートカットではなく、「任意のタイミングで日付・時刻を入力したい」という場面もあります。そんなときに便利なのが、ExcelのVBA(マクロ)を使った方法です。
現在のセルにタイムスタンプを入力するVBA
Sub InsertTimestamp()
ActiveCell.Value = Now()
End Sub
このマクロを実行すると、選択中のセルに現在の日時(例:2025/07/19 14:47)が入力されます。
VBAマクロをボタンに割り当てる手順
- 「開発」タブを表示(表示されていない場合はオプションから有効化)
- 「挿入」→「フォームコントロール」→「ボタン」をシートに配置
- 表示された「マクロの登録」画面で
InsertTimestampを選択 - OKを押すと、ボタンがマクロ付きで使えるようになります
以降、そのボタンをクリックするたびに、セルにタイムスタンプが記録されます。
活用シーン
- 作業完了時刻の記録
- データ入力タイミングの把握
- マニュアル操作による履歴管理
関数では常に更新されてしまう場面でも、VBAを使えば「固定された日時」を残すことができます。
05.まとめ
Excelで日付や時刻を入力する方法には、さまざまなアプローチがあります。
- ショートカットキー:すぐに使える固定入力。日報や手動記録に最適。
- 関数(=TODAY(), =NOW()):ブックを開くたびに自動更新。スケジュール管理や進捗一覧に便利。
- VBAマクロ:任意のタイミングでタイムスタンプを挿入。作業履歴や手動トリガーに最適。
それぞれの方法には長所と短所があるため、「何のために記録するのか?」という目的に応じて使い分けることが重要です。
日付や時刻の入力を効率化することで、単純作業のストレスが減り、作業精度もアップします。今回紹介したテクニックを、ぜひ日々の業務に取り入れてみてください。
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