Excelは、作業効率を大幅に向上させる便利なショートカットがいくつかあります。
今回は同じ文字列を入力する場合の、おすすめの5つのショートカットの解説です。
- 1. Ctrl+C → Ctrl+V: コピー&ペースト
- 2. Ctrl+X → Ctrl+V: カット&ペースト
- 3. Ctrl+D: 上のセルを下へコピー
- 4. Ctrl+R: 左のセルを右へコピー
- 5. Ctrl+Enter: 選択したセルに一括入力
- まとめ
1. Ctrl+C → Ctrl+V: コピー&ペースト
コピーしたいデータを別の場所に簡単に複製できるショートカットです。
コピー&ペーストは、同じデータを複数の場所で使いたいときに役立ちます。マウスを使うよりも圧倒的に速く作業を進めることができます。
例えば、売上データの一部を別のシートに移したい場合、
コピー元を選択してCtrl+C
移動先を選択してCtrl+Vを押すだけでOK。
データ入力の効率が大幅に向上します。
2. Ctrl+X → Ctrl+V: カット&ペースト
データを別の場所に移動するためのショートカットです。
手作業で移動させるよりも正確で速い方法です。
データが多い場合でも簡単に整理できます。
例えば、誤って入力したデータを正しい列に移動したいとき、
データを選択してCtrl+X
移動先を選択してCtrl+Vで移動が完了。
作業効率が上がり、データ整理がスムーズになります。
3. Ctrl+D: 上のセルを下へコピー
上のセルの内容をすぐ下のセルにコピーできます。
同じデータを繰り返し入力する手間が省けるため、時間の節約になります。
例えば、全ての行に共通する項目("東京"や"完了"など)を入力する場合、
1つ目のセルに入力し、下のセルを選んでCtrl+Dを押すだけでコピーできます。
ひとつのセルにコピーしたい場合は、すぐ下のセルを選択でOKです。
複数のセルの場合はコピー元のセルを含める必要があります。
一括入力が簡単にできるため、データ入力が効率的になります。
4. Ctrl+R: 左のセルを右へコピー
左側のセルの内容を右側のセルにコピーします。
横方向のデータ入力を簡略化することで、作業スピードが向上します。
例えば、"2023年"というデータを横に並ぶ列にコピーしたい場合、
左端のセルに入力して右のセルを選び、Ctrl+Rを押すだけです。
これもCtrl+Dと同様に、すぐ右隣の一つのセルにコピーしたい場合は右隣のセルを選択でOKです。
複数のセルの場合はコピー元のセルを含める必要があります。
横方向の繰り返し入力に最適なショートカットです。
5. Ctrl+Enter: 選択したセルに一括入力
選択した範囲に同じデータを一括で入力できます。
複数のセルに同じ値を入力したい場合に、1セルずつ入力する手間が省けます。
例えば、選択した全てのセルに"OK"と入力する場合、
範囲を選択して"OK"と入力し、Ctrl+Enterを押すだけで一括入力が完了します。
また、既に入力済みのセルをコピーしたい場合は、コピー元のセルをF2で編集モードにしてからCtrl+Enterで一括入力できます。
また、飛び飛びのセルに同様に入力することもできます。
広範囲のデータ入力を効率的に行える便利な方法です。
まとめ
今回紹介したショートカットは、初心者の方でもすぐに使える基本的なものばかりです。作業スピードを上げたいときに非常に役立つので、ぜひ実際の作業で試してみてください!