くまおやぢの雑記帳

人生は、やろうと思った瞬間がスタートライン。Excel・Access・ガジェット・スマホ関係のネタを綴っています。あなたの「できる」を応援します。

ゲーミングマウスが仕事で大活躍|作業効率をさらに上げる活用方法とは?

1.はじめに

あなたは普段のPC作業、どれくらい効率的にこなせているでしょうか。

「Ctrl+C」「Ctrl+V」などのショートカットキーを使いこなしている人も多いと思いますが、作業が多くなればなるほど、どんなにショートカットを使っていても「もっと楽に、もっと早くできないか」と感じることではないでしょうか?

特にExcelやブラウザ操作など、繰り返しの入力や操作が多い業務では、マウスとキーボードを行き来するたびに、ほんの数秒ずつ無駄が積み重なっていきます。

その無駄、まとめて解消してくれるのが「ゲーミングマウス」です。

「え、ゲーム用のマウスって仕事に使えるの?」
そう思った方、安心してください。ゲーミングマウスは“ゲーマー専用アイテム”ではありません。

高性能なカスタマイズ性、多ボタンによる瞬時の操作、さらには複雑なショートカットを一発で呼び出せる機能など、「作業効率化」の観点から見れば、むしろビジネスに必要な最強ガジェットだと言えます。

この記事では、ショートカット操作の効率を爆上げするためのゲーミングマウス活用術を、実例とともに紹介します。特に「Altキーを使ったExcel操作」や「定型句の入力」など、少し手間のかかる操作を、どのように“ワンクリック化”しているのかを具体的に解説していきます。

さらに、筆者が実際に使用しているおすすめのマウス「Logicool G600t」も取り上げ、その魅力や設定方法、仕事への応用例も余すことなくご紹介。

  • 作業が早くなるガジェットが欲しい
  • PC操作をもっと効率化したい
  • とにかくラクしたい

そんな方にこそ、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。

2.Altショートカットは優秀だけど面倒?

ExcelのAlt系ショートカットとは

ExcelやWordなどのMicrosoft Office製品では、Altキーを押すことで「リボン」と呼ばれるメニューの各機能に対して、アルファベットのショートカットが割り当てられます。

例えば、Altキーを押すと、画面上部のメニューに「H」や「N」といった文字が表示され、それを順に押していくことで各機能にアクセスできます。

  • コピー → Alt → H → C → C
  • 貼り付け → Alt → H → V → P
  • セルの書式設定 → Alt → H → O → E

つまり、マウスでリボンのアイコンをクリックする代わりに、キーボードだけで操作が完結するという仕組みです。

この操作に慣れれば確かに便利ではあるのですが、問題はその“手数”です。

なぜAlt系は効率が悪いと感じるのか?

Altショートカットの欠点は、「キーの数が多くなる」ことにあります。

コピー一つとっても、「Ctrl+C」なら2回のキー入力で済むところが、「Alt → H → C → C」と、実に4回のキー入力が必要になります。さらに複雑な機能ほど、6回、8回と増えていきます。

慣れた操作ならスムーズですが、新しい操作を覚えるたびに「どの順番だったっけ?」と迷うのも、Alt系のハードルを上げている原因のひとつです。

また、ミスタイプすればやり直しになるため、意外と集中力も必要です。タイピングに自信のある人でも、何度も同じ操作を繰り返していると、ストレスがたまってしまうこともあるでしょう。

Ctrl系との違いを比較してみよう

ここで、よく使われるCtrl系ショートカットと、Alt系を比較してみましょう。

操作内容 Ctrl系 Alt系 手数の差
コピー Ctrl + C Alt → H → C → C 2 vs 4
貼り付け Ctrl + V Alt → H → V → P 2 vs 4
上書き保存 Ctrl + S Alt → F → S 2 vs 3
セルの結合 Alt → H → M → C — vs 4

このように、Alt系の方がどうしても「キーを叩く手間が増える」傾向があります。

もちろん、「Altを駆使すればすべての操作がキーボードで完結する」という強みもありますが、それを毎回やっていると指が忙しく、テンポも落ちがちです。

だからこそ、次の章で紹介する「ゲーミングマウス」を使って、この手間のかかるAlt系ショートカットを“ワンクリック化”するという方法が、非常に効果的です。

3.その悩み、ゲーミングマウスで解決できます

ゲーミングマウスの基本と誤解

まず、「ゲーミングマウス」と聞いて、「自分はゲームしないから関係ない」と思った方、ちょっと待ってください。ゲーミングマウスとは、もともとゲームプレイヤーが複雑な操作を素早く行うために作られた、多機能なマウスです。

しかしその機能性は、実は「業務効率化」にもドンピシャなんです。

  • ボタンが10個以上ついていて、各ボタンに任意のキー操作を割り当て可能
  • 複数のキー操作を1つのボタンにまとめる「マクロ機能」が搭載
  • 高速クリック、スクロール感度の調整など、細かくチューニングできる

つまり、“ゲーム用”というより、“カスタマイズ用”と考えた方が正確です。

Altショートカットをワンクリックで発動させる仕組み

Alt系ショートカットの問題は、「キーの多さ」と「手順の覚えにくさ」でした。
ゲーミングマウスはこの2つを、見事に解消してくれます。

例えば、「Alt → H → C → C(コピー)」という操作を1つのボタンに登録すれば、クリックひとつでコピーが完了します。これが可能なのは、ゲーミングマウスに搭載されている「マクロ登録」機能のおかげです。

実際の操作イメージ

  1. マウスの側面ボタンに「Alt → H → V → P(貼り付け)」を登録
  2. Excel上で対象セルを選択
  3. ボタンをポチッと押す
    → 貼り付け完了!

しかもこの操作、正確でミスがなく、連打してもスムーズ。タイピングのように間違って打ち直す必要がないため、ストレスフリーです。

実際の作業でどれだけ時短になるか?

では、実際にどれくらい作業効率が上がるのでしょうか?

たとえば「オートフィル」や「セル結合」などの操作を日に50回行うとして、Altで4打鍵かかる操作をマウスボタン1つに置き換えるだけで、1日あたり約150回以上の打鍵を減らせます。

それが1週間、1か月と続けば膨大な手間の削減になります。なにより、操作が直感的になり、指の移動距離や切り替えのストレスが激減するため、「作業に集中できる時間」が格段に増えるのです。

「ゲーミングマウスで仕事を早くするなんて…」
そう思う人はまだまだ多いですが、実際に導入してみると、手放せなくなる便利さです。

次章では、筆者が実際に使用している「Logicool G600t」の魅力と、どのように設定・活用しているのかを詳しく紹介していきます。

4.Logicool G600tの魅力と導入ステップ

Logicool G600tの特徴と選んだ理由

筆者が数あるゲーミングマウスの中から選んだのが、Logicool(ロジクール)の「G600t」。
もともとはMMO(多人数同時参加型オンラインゲーム)向けに開発されたモデルですが、ビジネス用途としても非常に優秀な性能を誇ります。

主な特徴は以下の通りです

  • 合計20個の物理ボタン
  • 最大68パターンのコマンド登録が可能(マクロ含む)
  • 親指位置に12個のサイドボタンを搭載
  • 3つ目のクリックボタン「Gシフト」で機能倍増
  • 有線接続で遅延なし&電池不要

何より「必要な機能を、自分の手に合った場所に配置できる」自由度が魅力です。

他のゲーミングマウスでは登録数が10個前後に限られていたり、ソフト側が不安定なこともありますが、G600tはビジネスユースでも安心して長く使える製品です。

最大68コマンド登録の可能性と使いどころ

Logicool G600では、「Gシフトボタン」を組み合わせることで、最大68のコマンドを割り当てることが可能。
ただし、登録数が増えすぎると「何をどこに割り当てたのか」分からなくなり、逆に操作効率が落ちることもあるため、使う機能は厳選するのがポイントです。

筆者の場合、実際に活用しているのは30前後のコマンド。
具体的には

  • Excelでのコピー、貼り付け、ウインドウを閉じる、タブを閉じる
  • オートフィル、定型句の入力、page up、page down
  • VBAのコマンドの呼び出し

この範囲なら、サイドボタン+Gシフトでスムーズに操作できます。

オンボードメモリ vs 自動ゲーム検出モードの違い

Logicool G600には、設定モードが2種類あります。

【モード①】オンボードメモリモード

  • マウス本体に設定を保存
  • 他のPCに挿してもそのまま使える
  • シンプルなショートカット向け
  • 環境を選ばず持ち運べるのが強み

【モード②】自動ゲーム検出モード(ソフトウェア制御)

  • PC側のLogicool G HUBソフトでプロファイルを作成
  • 複雑なマクロやアプリごとの切り替えが可能
  • 機能の自由度が高く、より柔軟な設定ができる

筆者は②の「自動ゲーム検出モード」をメインで使用中。
オフィスと自宅でそれぞれプロファイルを共有し、常にアップデートしています。

具体的な設定手順とおすすめのキー配置例

初めて使う人でも分かりやすいよう、設定の流れを紹介します。

設定手順

  1. Logicool G HUBを公式サイトからインストール
  2. G600tを接続し、プロファイルを作成
  3. 各ボタンにショートカットやマクロを割り当て
  4. 必要に応じて「Gシフト」の同時押し設定を行う
  5. 動作確認をして完了

おすすめキー配置例(Excel業務向け)

ボタン番号 機能
G1〜G3 コピー・貼り付け・切り取り
G4〜G6 セル結合・罫線・太字
G7〜G9 オートフィル・グラフ挿入・数式入力
G10〜G12 上書き保存・印刷・終了

Gシフトを併用すれば、さらにバリエーションを追加できます。

次章では、筆者が実際に業務でどのようにこのマウスを使っているか、リアルな作業例を交えてご紹介していきます。

5.Logicool G600tで実際に行っている作業効率化事例

オートフィル操作の自動化

Excelで「1」「2」「3」と順番に番号を振りたいとき、通常ならセルを選択し、右下のフィルハンドルをドラッグして…といった手間がかかります。

この動作、毎回マウスを細かく操作するのは正直面倒です。

そこで筆者は、Logicool G600に「オートフィルのVBAコマンド」を登録。

範囲を選択したあと、サイドボタンをポチッと押すだけで、自動的に連続データが入力されるようにしています。

わざわざドラッグする必要がないため、作業スピードが圧倒的に上がりました。

頻出ショートカットの登録パターン

さらに、Excelや日常業務でよく使うショートカットもガッツリ登録しています。

登録している主なショートカット例

  • コピー(Ctrl+C)
  • 貼り付け(Ctrl+V)
  • 切り取り(Ctrl+X)
  • ウインドウを閉じる(Alt+F4)
  • タブを閉じる(Ctrl+W)

いちいち手でショートカットを打たなくても、親指のワンタッチで済む快感。
「なんで今までやってなかったんだろう」と思うレベルです。

パスワード入力やアプリ起動も一発!

作業効率化は、Excelだけにとどまりません。

G600tには、「定型文の入力」や「特定アプリの起動」も割り当てられます。
例えば、筆者は業務用サイトへのログインパスワード(もちろんセキュリティには配慮しつつ)を登録しており、長い文字列を毎回手入力する手間を省いています。

また、エクスプローラー、ブラウザ、メーラーなど、よく使うアプリもワンクリック起動。
もはやタスクバーを探す時間すら無駄に感じるレベルです。

自分だけのカスタムマウスを作ろう

Logicool G600の真の魅力は、「完全に自分仕様」にカスタマイズできるところにあります。

業務の内容や頻度に合わせて、必要なコマンドだけを厳選し、ボタン配置も自分好みにチューニング。
使えば使うほど、「自分の作業スタイルに最適化された武器」へと進化していきます。

最初はちょっと設定が面倒に感じるかもしれませんが、1時間も触っていればすぐ慣れます。
そして一度この快適さを知ってしまうと、もう普通のマウスには戻れなくなります。

次章では、購入を迷っている方が感じがちな疑問や不安に対して、Q&A形式で丁寧にお答えしていきます。

6.購入を迷っている方へQ&Aでお答えします

普通のマウスとの違いは?

一番の違いは「ボタン数とカスタマイズ性」です。

一般的なマウスには、左右クリックとホイールくらいしかありませんが、Logicool G600には20個のボタンがあり、それぞれに好きな機能を割り当てられます。

つまり、キーボード操作の一部をすべて“マウスに載せ替え”できるわけです。
これが、作業効率を爆速化する最大のポイントです。

ゲームしない人でも使える?

もちろんです。むしろ、ゲームをしないからこそ、こうした高性能マウスを「業務用の最強の武器」として活用する価値があります。

筆者自身、ゲームはほとんどやりませんが、G600tを導入してから日々の作業ストレスが激減しました。
「プロの道具」としてビジネスに使う感覚です。

どれくらいの人が使ってるの?

筆者の周りには「仕事用にゲーミングマウスを使う」という発想自体がなく筆者以外にはいませんが、後輩が筆者のスピードに驚いていたので説明したらその場で購入していました。

特にプログラマー、エンジニア、事務職など、PC作業が中心の人には、徐々に広がりつつあります。

設定や操作が難しくないか心配です

設定には多少慣れが必要ですが、Logicool G HUBという専用ソフトが非常に直感的に作られているので、初心者でも十分扱えます。

基本的には「どのボタンにどの操作を割り当てるか」を選んで保存するだけ。
複雑なマクロ登録も、手順に沿っていけば簡単に組めます。

何より、「一度設定してしまえばあとは押すだけ」というシンプルさが魅力です。

初期設定に30分〜1時間かけるだけで、以後何百時間もの作業時間を節約できると考えれば、十分に元が取れる投資でしょう。

次章では、この記事のまとめとして、ゲーミングマウスを活用することで得られる作業効率化の本質と、今すぐ始めるための一歩をお伝えしていきます。

7.まとめ:ショートカットは「マウスで押す時代」へ

効率化の鍵は「手数を減らす」こと

作業を早くしたい、効率的にしたい――そう思ったとき、私たちはつい「新しいツール」や「高度なスキル」に目を向けがちです。

しかし、本質的な効率化は、もっとシンプルな発想から始まります。

「何度もやっている操作を、1回で済ませるにはどうすればいいか?」

この問いに対して、ゲーミングマウスというツールは極めて実用的な答えを出してくれます。

少しの工夫で“手作業”が“自動化”に変わる

今回紹介したように、Alt系ショートカットのような複雑な操作も、Logicool G600tを使えばワンクリックに集約できます。

Excelの作業、アプリの起動、パスワード入力、さらには業務用ツールの操作まで、アイディア次第で使い方は無限大。しかも導入コストは8,800円(2025年4月25日現在)で、設定にかかる時間も数時間。

それでいて、得られるリターンは「毎日の業務の快適さ」という非常に大きな価値です。

まずは一つから始めよう!

「なんだか面白そうだけど、自分にもできるかな?」
そう感じた方にこそ、まずは1つのショートカットから始めてみてください。

Logicool G600tのボタンに、よく使うコピーや貼り付けを登録してみる。それだけでも、きっと“手が自然に動く感覚”に驚くはずです。

興味を持ってくださった方は、以下のAmazonリンクからぜひチェックしてみてください。

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「もう一段上の効率化」を目指すなら、キーボードの次は“マウスの進化”がカギです。
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