この記事の対象と読み方ガイド
◎ 対象読者: ダウンロードしたCSVファイルをExcelで開いたら文字化けして困っている方(事務職・現場管理者・ブログ運営者)
◎ 動作確認環境: Windows 10 / 11、Microsoft 365(Excel 2019以降でも同様の手順で対応可能)
◎ この記事のゴール: 文字化けしたCSVを、今日中に正しくExcelで表示できるようになること
| あなたの状況 | おすすめの章 |
|---|---|
| とにかく今すぐ直したい! | → すぐ下の「急いでいる人へ」 |
| 原因から理解したい | → 01. なぜ文字化けするのか? |
| Excelの設定画面が苦手 | → 03. メモ帳で直す方法 |
| Googleスプレッドシートが使える環境 | → 04. スプレッドシートで開く方法 |
急いでいる人へ|最短手順(3ステップ)
- Excelを開き、「データ」 タブ → 「テキストまたはCSVから」 を選択
- CSVファイルを選び、「元のファイル」で 「65001: Unicode (UTF-8)」 を指定
- 「読み込み」 をクリックすれば完了!
◎ これだけで日本語が正しく表示されます。上手くいかなかった場合は、このまま読み進めてください。
どうも、くまおやぢです。
「ダウンロードしたCSVをExcelで開いたら、文字が全部バグってるんですけど……」
こんな経験はありませんか?
これ、本当によくある話なんです。WordPressの投稿一覧をエクスポートした時だけじゃありません。会計ソフトから出した仕訳データ、ECサイトの注文一覧、勤怠管理システムの出勤ログ、Google Analyticsのレポート……。いろんなシステムからCSVをダウンロードするたびに、この文字化けは起こり得ます。
先日も、職場のおねえさんが青い顔で飛んできました。
「くまさん! パソコンが壊れました! さっきまで普通に使えてたのに!」
画面を覗いてみると、見事な文字化け。「壊れた」のではなく、ただの文字コード違いでした。
……正直に言います。この「パソコン壊れた!」コール、わたしの職場では月イチくらいの頻度で発生しています。バリエーションも豊富で、
- 「データが壊れてます! 昨日ダウンロードした時は大丈夫だったのに!」(昨日もたぶん文字化けしてました)
- 「ウイルスですかね? 文字が全部おかしくなってて……」(ウイルスではありません)
- 「わたしのパソコンだけおかしいんですけど、隣の人は大丈夫なんですか?」(隣の人もたぶん同じです)
- 「もう全部やり直しですか……?」(やり直しは不要です。30秒で直ります)
どれも気持ちは痛いほどわかります。突然画面が意味不明の記号だらけになったら、そりゃ焦りますよね。
ですが、ご安心を。
パソコンは壊れていません。データも無事です。ウイルスでもありません。
ファイルの 「開き方」をちょっと変えるだけ で、一瞬で解決します。
この記事では、Excelで文字化けしたCSVを正しく表示させる3つの方法を、ステップバイステップで徹底解説します!
01. なぜExcelでCSVが文字化けするのか?
結論から言います。原因は 「文字コードのすれ違い」 です。
コンピュータは、文字を数字に変換して保存しています。この「文字→数字」の変換ルールのことを文字コードと呼びます。そして、世の中には複数の変換ルールが存在するのが厄介なところ。
| 項目 | 文字コード | 説明 |
|---|---|---|
| 多くのWebシステムが出すCSV | UTF-8 | 世界標準の文字コード。多言語に対応 |
| 日本のExcelの初期設定 | Shift-JIS | 日本語専用の古い規格。日本のWindowsで長年使われてきた |
たとえるなら、フランス語で書かれた手紙を、英語の辞書で読もうとしているような状態。そりゃ意味が通じませんよね。
この文字コードのすれ違いは、CSVを出力するシステム側がどうこうではなく、受け取るExcel側の「読み方の癖」が原因です。だから、WordPress以外のどんなシステムから出したCSVでも同じ現象が起こります。会計ソフトだろうが、ECサイトの管理画面だろうが、勤怠システムだろうが、原因は全部同じ。
つまり解決策もシンプルで、「このファイルはUTF-8ですよ」とExcelに教えてあげるだけでOKです。
一度この仕組みを理解してしまえば、今後どんなCSVで文字化けしても慌てなくなります。次の章では、最もおすすめの方法から順にご紹介していきます。
02.【おすすめ】Excelの「データ取り込み」で開く方法
この方法が最も確実です。文字化けだけでなく、日付や数値の形式も崩れにくいのがポイント。わたし自身、この方法を一番よく使っています。
◎ 手順:
- Excelを新規で開きます(空白のブック)
- 上部のリボンから 「データ」 タブを選択します
- 「テキストまたはCSVから」 をクリックします
- 文字化けしているCSVファイルを選択して 「インポート」 をクリック
- 設定画面が開きます。左上の「元のファイル」というドロップダウンから 「65001: Unicode (UTF-8)」 を選択してください
- 下のプレビュー画面で、日本語が正しく表示されていることを確認します
- 問題なければ、右下の 「読み込み」 をクリック
→ これで、綺麗な日本語の表がExcelに表示されます!
◎ ここがポイント:
CSVファイルをダブルクリックで直接開くのが、実は文字化けの最大の原因。ダブルクリックすると、Excelは自動的にShift-JISで読み込もうとしてしまいます。必ず 「データ」タブから取り込む のがコツです。
この「ダブルクリックで開かない」というたった1つの習慣を覚えるだけで、文字化けトラブルの9割は防げます。まさに、根性ではなく仕組みで勝つやり方ですね。
⚠ 注意: 手順5で「65001: Unicode (UTF-8)」が見つからない場合は、ドロップダウンの一番下までスクロールしてみてください。番号順に並んでいるため、かなり下のほうにあります。
メモ帳を使ったもっと手軽な方法もあります。次の章で見ていきましょう。
03.【手軽】メモ帳で「名前を付けて保存」して直す方法
「Excelの設定画面をいじるのはちょっと怖い……」という方、いらっしゃいますよね。その気持ち、よくわかります。
そんな時は、Windows標準の メモ帳 を仲介役にしましょう。考え方はシンプルで、「UTF-8のファイルを、Excelが読めるShift-JIS(ANSI)に変換してから渡す」という作戦です。
◎ 手順:
- CSVファイルを 右クリック します
- 「プログラムから開く」 → 「メモ帳」 を選択します
- メモ帳でファイルが開きます(この時点では日本語が正しく表示されているはずです)
- メモ帳のメニューから 「ファイル」 → 「名前を付けて保存」 を選択
- 保存画面の右下にある 「エンコード」 を 「ANSI」 に変更します
- ファイル名はそのまま、「保存」 をクリック(上書きでOK)
- 保存したCSVファイルをExcelでダブルクリックして開く → 文字化けが解消されています!
◎ ここがポイント:
元のCSVの中身は何も変わっていません。いわば「封筒のラベルを貼り替えた」ようなもの。Excelが読める言葉に翻訳してから渡しているだけです。
⚠ やってはいけないこと: 元のCSVファイルをバックアップせずに上書き保存するのは避けましょう。ANSIに変換すると、一部の特殊文字(外国語の人名、特殊な記号など)が「?」に化けて元に戻せなくなることがあります。作業前に元ファイルをコピーしておくのが安全です。
Googleスプレッドシートが使える方は、さらに簡単な方法もありますよ。
04.【一番ラク】Googleスプレッドシートを使う方法
職場でGoogleドライブが使えるなら、これが一番ストレスフリーな方法。文字コードの指定すら不要です。
◎ 手順:
- Googleスプレッドシートを開きます
- 「ファイル」 → 「インポート」 → 「アップロード」 タブを選択
- CSVファイルをドラッグ&ドロップ、またはファイルを選択してアップロード
- インポートの設定画面が出たら、そのまま 「データをインポート」 をクリック
→ Googleスプレッドシートは文字コードを自動判別するので、何も指定しなくても文字化けしません。 この「何もしなくていい」というのが最大のメリット。
◎ Excelファイルとして保存し直したい場合:
スプレッドシート上でそのまま作業してもいいですし、Excelに戻したい場合は以下の手順で。
- 「ファイル」 → 「ダウンロード」 → 「Microsoft Excel(.xlsx)」 を選択
→ .xlsx形式で保存されるので、今後Excelで開いても文字化けの心配なし。「今後このデータを何度もExcelで使い回す」という場合は、この方法で.xlsxに変換しておくのがおすすめです。
ここまでの3つの方法で、ほとんどのケースは解決できるはず。でも「やったのに直らない!」という方のために、次の章でトラブルシューティングをまとめました。
05. よくあるエラーと対処法
上記の方法を試しても上手くいかない場合は、別の原因が潜んでいるかもしれません。以下の表をチェックしてみてください。
| # | 症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|---|
| 1 | ファイルが0KBで中身が空 | エクスポート中にサーバー側でエラーが発生した | 出力元のシステムで再度エクスポートする。WordPressの場合はプラグイン設定で「1件ずつ処理(Iteration: 1)」にすると改善することがある |
| 2 | 日付が勝手に変わる(例:「1-2」が「1月2日」になる) | Excelが数字の並びを自動で日付と判断して変換した | 手順02の「データ取り込み」の際、該当する列のデータ形式を 「テキスト」 に手動で指定する |
| 3 | 一部の文字だけ「?」や「□」に化ける | 元データにShift-JISでは表現できない文字(外国語の人名、特殊記号など)が含まれている | 手順02の「データ取り込み」(UTF-8指定)を使う。メモ帳でANSI変換する方法ではこのケースは解決できない |
| 4 | 文字化けではなく列がズレている | データ内にカンマや改行が含まれていて、区切り位置がおかしくなっている | 手順02の設定画面で「区切り記号」が 「コンマ」 になっていることを確認。それでもズレる場合は出力元の設定を見直す |
◎ それでも解決しない場合: CSVファイルそのものが途中で切れている可能性があります。出力元のシステムから再度ダウンロードしてみてください。サーバーのメモリ上限やタイムアウトで、ファイルが不完全な状態で出力されることがあります。
06. 作業前チェックリスト
文字化け修正の作業に入る前に、以下を確認しておくと安心です。
- ☐ 元のCSVファイルのバックアップを取った(別フォルダにコピー)
- ☐ CSVファイルのサイズが0KBではない(中身がある)
- ☐ ExcelまたはGoogleスプレッドシートが使える状態にある
- ☐ どの方法を使うか決めた(迷ったら → 02.「データ取り込み」がおすすめ)
まとめ
今回は、CSVファイルがExcelで文字化けする原因と、3つの解決策をご紹介しました。
◎ 振り返り:
- 文字化けの正体は、UTF-8とShift-JISの文字コードのすれ違い。パソコンの故障でもデータの破損でもない
- 最もおすすめは、Excelの 「データ」タブ → 「テキストまたはCSVから」 で取り込む方法
- メモ帳でANSIに変換する方法、Googleスプレッドシートを使う方法もあり
- この知識は、どんなシステムから出したCSVにも使える。一度覚えれば一生モノ
◎ 今日やること:
まずは、「データタブからCSVを取り込む」を1回だけ練習してみてください。お手元にCSVファイルがなければ、何かのシステムから適当にエクスポートして試すだけでOK。一度やってしまえば、次からは30秒で終わる作業です。
◎ 覚えておいてほしいこと:
文字化けは「パソコンが壊れた」わけでも「自分が何か間違えた」わけでもありません。ただの設定のすれ違い。あなたは何も悪くないんです。
次に職場で「CSVが文字化けした!」と誰かが騒いでいたら、「ダブルクリックじゃなくて、データタブから開いてみて」 と教えてあげてください。それだけで、あなたは職場のちょっとしたヒーローです。
あせらず、くさらず、あきらめず。1つずつ「できる」を増やしていきましょう!
次のステップ
今回の方法に慣れたら、こんなことにもチャレンジしてみてください。
- CSVを開くたびに毎回設定するのが面倒 → Excelの「Power Query」を使えば、取り込み設定を保存して次回以降はワンクリックで同じ処理を再現できます
- 大量のCSVデータをExcelで集計・分析したい → ピボットテーブルを覚えると、作業効率がグッと上がります
- WordPressから特定カテゴリーだけCSVで出力したい → 無料プラグイン「WP Import Export Lite」はフィルタ機能が充実していておすすめです
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