いや、違うんだよ。
そうじゃない。
でも…
話を始めるとき、必ずと言っていいほど、否定から入る。そんな人周りにいませんか?今日は否定から入る人について書いてみます。
それは自分だった
否定から入る人って、多分。悪気はそんなにないんだと思います。そして、ほとんどが無意識に口から出てしまっているんだと思います。なぜなら、今から20年くらい前までボクがこの否定する人そのものだったからです。
嫁さんと一緒になるまではまったく気付かずに普通に生きてきました。多分、その時はその感覚の人間が集まってくるので、特に気付くこともなかったんでしょうね。
生まれた環境が原因?
ボクのこの否定癖は、生まれた環境が原因と考えられます。いや、多分ほとんど場合が生まれた環境なんじゃないでしょうか?三つ子の魂百までもってやつですね。生まれてから親元を離れるまでの20年近くは一番の影響を受けるのは親ですから、親の影響によりこの否定癖は定着するんだろうと考えます。
我が家は百姓家で、じーちゃん、ばーちゃんもいて、とにかく強烈だったのがばーちゃんとオトンでした。何かを相談しても必ず否定される。そうなるとお互い段々と声が大きくなってまるでケンカしてるように怒号が飛び交う状況になってました。でも当人同士はそれが普通の会話だったのです。オカンもこんな環境に染まっていたので当然、否定癖が定着していました。
そんな環境で育ったもんですから、当然否定するのが当たり前の常識となっているわけです。いい大人になるまで何の疑いもなく、です。今考えたら恐ろしい話です。
生まれ変わったきっかけ
生まれ変わったというと大げさかもしれませんが、事業に失敗したとき、嫁さんから「お前はもう死んだんだ。もう一度謙虚に生まれ変われ。」と言われ、嫁さんのスパルタ矯正が始まりました。ついつい無意識にいつものクセで「いや、違うんだよ。」って始めると、「否定してんじゃねぇ!」って怒られる。何度も何度も嫁さんがキレることで、ボクのこの否定癖が改善されてきました。
ちょうど子育ても重なった時期だったので息子とのかかわり方にも重大な影響を及ぼしたと思います。今までの否定癖のままだったら、たぶん愛想をつかされていたか、子供がグレていたかもしれません。なので何があっても嫁さんには頭が上がりません。
否定から入る人の特徴とは?
ボクが見てきた、否定から入る人の特徴として挙げられるのが
- 負けず嫌い
- 常にマウントを取り優位に立ちたい
- 会話の中心が自分
- いつも自分は正しい
- 自分が犯したミスは認めない
- そこを追求すると逆ギレする
- 自分の話はするけど人の話はまともに聞き入れない
- 武勇伝がウザすぎる
しかもタチの悪いことにこれら無意識でやってることがほとんどです。
否定から入る人への対処方法とは?
ボクがやってる対処方法をお伝えします。ストレート過ぎるやり方なので、そんなん無理やろって突っ込みを入れたくなる方もいるかもしれませんが、何しろ相手は無意識で悪意を持ってやってないのでこの方法が一番おすすめです。もしかしたらけんかになるかもしれませんが、当方では一切責任は持てませんのであくまで自己責任でお願いします。
年下や身近な親しい人の場合
否定されたら「話の腰を折らずに最後まで聞いてもらっていいかな?」とお願いしましょう。それでも否定に入ってきたら、「もうこれ以上話せないよ、否定ばかりされたら。」と再度お願いする。相手は無意識ですからね。こちらはひたすらストレートにフィードバックしていきましょう。
うちの嫁さんはひたすら「否定してんじゃねえ!最後まで聞け!」ってキレ続けてましたが、こんな強気なフィードバックだと、まちがいなく口論になります。なので根気よく、やんわりと、でもストレートに相手に気づいてもらえよう、お願いしましょう。
年上や上司の場合
この場合、口頭での伝達は基本的に我慢します。何か反論してもその場のやり取りで流されてしまうことが多く、反論することで心証を悪くしてしまう可能性が高いです。そのため、メールやラインなどのテキストで伝えましょう。これならその場で否定されることは避けられるのでストレスも軽減されます。
それでもダメな場合
何をやってもダメな場合もあります。ボクの経験上、そういう人とは二度と関わりません。もし連何らかのお誘いがあっても、「あ、こいつ絶対に避けてるよなって」露骨に態度で表します。言葉には出しませんが「もう二度とお前となんかかかわるもんか!」って心で思えば、態度に出ますから。
まとめ
基本的に否定する人は無意識の人が多いので、気付いてもらえるようにストレートに伝えるか、こちらが我慢するかのどちらかの対応になるでしょう。今後付き合う必要があるなら、気付いてもらった方がいいでしょうし、仕事だけと割り切るのなら放っておけばいいかもしれません。気を遣うし、ストレスも生じることなのでケースバイケースで対応をされたらいかがでしょうか。